カフェや喫茶店を開業するにあたって絶対に必要なのが備品や什器類です。
エアコン・冷凍冷蔵庫・製氷機・シンク…
居ぬきで譲渡でもされない限り、どれも店舗営業には必須になってきます。
では、こういった備品や什器類はどこで買えばいいのでしょうか?今回は、什器の購入やリースについてお話しします。
“什器”とは、店舗内で使用する備品や家具の総称。家具から冷蔵庫などの家電を広く含む
カフェ・喫茶店に必須の什器類にはどんなものが必要か?
まずは、店舗の開業に必要な什器類を一覧にします。
- エアコン
- 冷凍庫
- 冷蔵庫
- キッチンシンク
- 製氷機
- レジスター
- テーブルやカウンター
- チェアやソファ
- コーヒーメーカーやエスプレッソマシン
細かい什器・備品類をあげていけば、他にもあります。ただ、必須のものとなると、この辺りでしょう。
融資を借りる際にも、見積もりが必要になってくるのは、このあたりです。
とはいえ、これらは一口に“什器”と言っても、専門も業者もまったく変わってきます。
まずは、そこを整理してみましょう。
エアコン専門業者に相談
エアコンは、このなかでも購入→設置までを一括で任せることが多い専門設備です。
業務用エアコンとなると、設置費込みで50万円ぐらいは平気で超えてきます。
そのため、リースの選択肢が一番に上がってくるでしょう。
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店舗什器の専門店へ相談
冷凍冷蔵庫・キッチンシンク・製氷機などは店舗什器専門店へ相談しましょう。
新品と中古から選べます。中古だと、有名なところで“テンポス”などがあります。
また、この手の店舗什器専門店ではレジスターや家具類を扱うこともあります。
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レジスター専門業者に相談
レジスターは、以前までの会計処理だけのレジだと、店舗什器専門店が扱っていました。
ただ、最近ではiPadなどのタブレットレジがメインになってきており、専門化が進んでいます。
レジスターは専門の業者に相談したほうがよいでしょう。
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家具の相談はインターネットか家具屋へ
テーブルやカウンター、チェアやソファといった店舗家具類は選択肢が3つほどあります。
- インターネットで購入する
- 店舗什器専門店で購入する
- 家具屋で購入する
それぞれのメリット・デメリットについて詳しくは下記の記事にて解説いたします。
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コーヒーメーカーやエスプレッソマシン
ほとんどのカフェ・喫茶店に必要になるのが、コーヒーメーカーやエスプレッソマシン。
安いもので数万円程度のものもあれば、高いものだと数百万円を超えるものも。
店舗什器専門店だと弱いので、コーヒー屋やコーヒー機器専門企業に相談することになります。
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店舗什器はリースか購入か?
これらの店舗什器について、カフェ・喫茶店開業をするオーナーがまず選ばないといけないのが、“購入”か”リース”かです。
“購入”のイメージは皆さんお分かりかと思います。ですので、店舗什器を購入した場合に比べて、リースのメリットとデメリットを見てみましょう。
什器をリースするメリットとデメリット
まず、什器をリースするメリットは以下の通りです。
- 初期費用が抑えられる
- 毎月一定の経費なので運転計画が立てやすい
- リース費を経費として計上できる
- 動産保険がついているので安心
特に
「初期費用が抑えられる」
「(減価償却をしなければいけない購入に対して)リース費を経費計上できる」
のがメリットだと感じている方は多いでしょう。
では、逆にリースをするデメリットはどうでしょうか?
- 飲食店の新規開業だと審査に受からない可能性も
- 希望の商品から選べるわけではない
- 途中解約ができないため、リース残が残ることも
- 所有権はない(※最近は所有権付きレンタルなどもある)
- 長期的に利用すると損なことが多い
以上です。
これらのメリットとデメリットを比較して、ご自身の開業に合うと思えばリースを検討してみてもいいでしょう。
カフェ・喫茶店でリースの多用はおすすめしない
ただ、”ご自身の開業に合うと思えば”と言いましたが、基本的にカフェ・喫茶店でリースの多用はおすすめしません。
なぜなら、カフェ・喫茶店はほかの飲食店に比べて売上が少ないからです。
たとえば、毎月リース代で5万円払うとしましょう。
カフェ・喫茶店の個人店で月商100万円ならそこそこ繁盛店のラインですが、居酒屋なら月商200~300万円なんてことも珍しくありません。
そうなると、売上に対するリース費の占める割合はカフェだと5%、居酒屋なら2.5%以下になります。
簡単な計算ですが、カフェ・喫茶店でリースをあまりおすすめしない理由が伝わるかと思います。
リースを使うにしても、エアコンなどピンポイントに高単価かつ、使用頻度の高いアイテムに絞ったほうがいいでしょう。
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