メディアに情報を発信するにあたって必須となるプレスリリース。
ただ、リリースは安価なものでも1回10,000円から。
初めて試す方、個人事業主であまり宣伝費が使えない方には少し勇気のいる金額です。
そこでこの記事では、そんな方々へ向けて、無料で配信できるプレスリリースサービスをご紹介します。
↓プレスリリースについての本を出版しているので、よかったらご覧ください
ブログ初心者でも簡単に被リンクを増やせるプレスリリース入門ガイド
ブロガー・サイト運営者のための基本SEOテクニック
プレスリリースを初めて配信する方への注意点
無料のプレスリリースサイト配信サイトをご紹介する前に、何点か注意点があります。
特に初めての方はルールが分からないと思うので、ここでしっかり把握しておいてください。
- 過去にほかの媒体に掲載した情報は配信できない
- 新鮮な情報を流す場である
- プレスリリースには基本となるフォーマットがある
- プレスリリースは告知の場であって、宣伝の場ではない
- 無料サイトよりも有料サイトのほうが圧倒的に効果はある
以上です。
もう少し詳しく見ていきましょう。
過去に掲載した情報は配信できない&新鮮な情報を流す場
この2点はプレスリリースの大原則です。
まず、過去にほかのプレスリリースなどで配信した情報は、別のプレスリリースサイトに掲載してはいけないことが多いです。
※一部配信サイトによっては併用を推奨しているところも
これから無料サイトをいくつかご紹介します。
基本的には、「そのどれで配信するか」を選ばなければいけないわけです。
ただ、もしどうしても類似した情報を配信したい場合、少し配信の切り口を変えると再配信できることも。
やり方については、下記記事をご覧ください。
また、プレスリリースは新鮮な情報を流す場です。
たとえば、新店舗オープンのプレスリリース。
基本的にはお店がオープンする前に配信しなければいけませんし、オープン後にしてもせめて1週間以内には配信しましょう。
あなたがメディアの立場なら、ほかのメディアに掲載されたお店を取材しても新鮮味に欠けますよね?
情報は新鮮なうちにプレスリリースへ発信する
プレスリリースは告知の場かつ、フォーマットがある
また、ごくまれにプレスリリースをただの宣伝の場と考えている方がいらっしゃいます。
もちろん、オーナー側は宣伝のためにやっています。これは事実です。
ただ、プレスリリースを読むのは一般人ではなく、ライターやメディアです。
ただの宣伝記事を読んで、あなたのお店に取材に行きたいとは思いません。
そのため、プレスリリースはある程度、フォーマットにのっとっている必要があります。
プレスリリースは告知の場であって宣伝の場ではない
プレスリリースのフォーマット、ひな形については、下記サイトで紹介されています。
初めて配信する方は、必ずひな形をダウンロードしておきましょう。
※テンプレートは全部無料で利用できます
有料プレスリリース配信の大手PR TIMESのひな型
WORDファイルでテンプレートがダウンロードできます
大手有料配信サイトのvaluepressのひな型
業種ごとに100パターンに分けられているので、すぐに活用しやすいです。
プレスリリースが書きあがったら、こちらも参考にしてみてください。
ダメな例に引っかかってないかチェックできます。
無料プレスリリースより有料プレスリリースのほうが効果はある
最後に、これは大事なこと。
無料プレスリリースサイトより有料サイトのほうが圧倒的に効果があります。
メディアの掲載数で言えば、無料サイトで発信してもせいぜいが3,4メディア。
一方で、有料サイトだと、数十サイトぐらいは平気で載せてくれます。
※そのぶん営業電話などもめちゃくちゃ増えますが…
「有料サイトのほうが効果は高いだろうけど、予算がないし…」と思われるかもしれません。
ただ、ここでプレスリリースの欠点。
「一度配信した情報はほかのサイトで配信しづらいし、新鮮味のある情報しか配信できない」
が効いてきます。
あとから
「有料にしておけばよかった…」
「無料サイトじゃ満足できなかった…」
となっても取り戻せないのです。
特に、お店のオープン情報や、肝いりの新商品情報の発信などは、本当に数万円の広告費すら削るべきなのか?をきちんと考えたうえで、無料プレスリリースを試してください。
後悔のないよう。
無料プレスリリース配信サイトまとめ
前置きが長くなりましたが、ここから無料プレスリリース配信サイトをご紹介します。
それぞれ個人事業主向けと法人向けでご紹介していきます。
正直、法人向けのほうが効果は高いため、法人の方は法人向けをご覧ください。
valuepress 個人・法人どちらでも
ひな形のテンプレートでも紹介したvaluepress。
大手有料配信サービスの1つです。
基本は有料プランしかありませんが、初回のみお試しで無料配信ができます。
ただ、あくまでお試しなので、配信メディア数などはかなり限られます。
ほかの無料プレスリリースとそう効果は変わりません。
初回登録なども必要で少し手間もかかります。
これをあえて使うとしたら、「次回以降有料に変更することを検討する」ときでしょう。
ただ、有料プランは本当に効果があるので、有料プランへの切り替えを検討している方が使用感をつかむには便利だと思います。
PR TIMES スタートアップチャレンジ ※法人のみ
こちらもひな形でご紹介した大手プレスリリース配信サイトのPR TIMES。
PR TIMESは設立24か月以内の新規法人向けに有料プランと同じサービスが使える「スタートアップチャレンジ」をやっています。
※10配信まで
利用条件はあるものの、2の”フォロワー”は社員などの身内などでも構いません。
新規創業なら、まず問題なく利用できるでしょう。
国内シェアNO.1の力を体感してみてください。
PRESS WALKER ※法人のみ
法人限定かつ、登録には審査(2日ほど)があるものの、完全無料で使えるPRESS WALKER。
大手KADOKAWAが運営しています。
このメディアのすごいところはKADOKAWAの各メディアと提携し、プレスリリースとは”別に”、記事化してくれるところ。
※記事化は確約ではありません
「メディアと提携するプレスリリース」は今までなかったサービスです。
また、このサイトのすごいところは、他のサービスとの併用を推奨しているところ。
つまり、PR TIMESなどで配信した情報でも掲載OK。
法人なら、絶対に活用したいところです。
PRERELE(ぷれりり) 個人向け
登録不要で気軽に配信できるプレスリリースサイトPRERELE。
プレスリリースとしては少し広告が気になるものの、個人向け情報から気軽に発信できます。
店舗オープンなどよりはイベント告知、商品告知が多め。
PR-FREE 個人向け
こちらも無料かつ登録不要で使えるプレスリリース配信サイトPR-FREE。
欠点としては、掲載審査が週に1回しかなく、申請から配信が遅いことでしょうか。
個人的には、ここがかなりネックなのであまりおすすめはしません。
ただ、無料サイトなのに広告もなく、急激に利用者が伸びており、大学など公的団体での利用も増えています。
私も、本の出版の告知などでお世話になっています。
TSUNAGUGU(ツナググ) 個人向け
こちらもプレリリやPR-FREEと同じく、個人でも使える登録不要の無料プレスリリース。
その名もTSUNAGUGU(ツナググ)です。
無料サイトとしては広告もないうえ、掲載審査も比較的早いのでおすすめのプレスリリースの1つ。
ただし、プレスリリースの本文中に埋め込んだURLはリンクとして機能しません。
本文内で商品リンクを貼っても、直接商品ページへ誘導できたりはしないので、ご注意を。
企業問い合わせ欄に書かれた公式サイトのURLだけはリンクとして機能しています。
WEB PR 個人でも利用可
個人が使える無料プレスリリース配信サイトとしては少し異色なサイトWEB PR。
ここで記事を登録すると、複数の提携サイトに登録されバックリンクを得られるという「SEO対策」を目的としたサイトです。
また、他のサイトに比べてニックネームのみで利用が可能です。
本名を出したくないブロガーの方などには特におすすめ。
プレスリリース後の注意点
配信したいプレスリリースサイトは見つかりましたでしょうか?
ここで一つだけ注意点があります。
それは、プレスリリース配信直後は営業電話がバンバンなりまくるということ。
特に、有料プレスリリースなんて流した日には30分に1本ぐらいはかかってきます。
これは、そのぶん認知度が上がっていると思ってあきらめてください。
ただ、このタイミングでかかってくる営業電話はほぼ得になりません。全部断ってもらって大丈夫です。
…実体験です。
「プレスリリースをもとに無料取材したい」といったお問い合わせなら大歓迎。
ですが、「〇〇のサービスを始めてみませんか?」といったお金のかかるお問い合わせは断っていただいて構いません。
特にスタートアップのときは浮足だっているので、「無駄なお金を使わない」を徹底しましょう。
プレスリリース配信後により効果を高めるために
また、注意点とは異なりますが、プレスリリース配信後は必ずSNSやGoogleビジネスプロフィールで宣伝しましょう!
〇〇メディアに掲載されました!と言うだけでも、反響があることも。
プレスリリースは配信するだけでは意味がありません。
「プレスリリースがメディアにどう使われたか」
こちらの情報のほうが価値を持つことも。必ず、宣伝に使ってくださいね!
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