業をやるならホームページを持っておいたほうがいい。
これは本当でしょうか?
最近では、SNSなどの集客ツールも増えてきており、ホームページを持っていないカフェ・喫茶店もあります。
では、カフェ・喫茶店にとって、ホームページはどんな役割や効果があるのでしょうか?
今回は、ホームページの効果と、おすすめのツールについてご紹介します。
カフェ・喫茶店のホームページとはどんな役割を果たすのか?効果は?
「カフェ・喫茶店はInstagramで集客できるし、ホームページを持つ意味がない」
そう思っていませんか?
ある意味、それは正解です。確かに、税理士などの仕業や整体などに比べ、カフェ・喫茶店がホームぺージを持つ意味は薄いです。
ただし、意味が薄いのと効果がないのはまったくの別物。
しかも、カフェ・喫茶店のなかでも特定の業種では絶対持っておくべきとすら言えるでしょう。
まずは、カフェがホームページを持つメリット・デメリットをお伝えします。
カフェ・喫茶店がホームページを持つメリット
まず、カフェ・喫茶店がホームページを持つメリットについてです。
- 法人や事業者からの信頼につながる
- 営業時間や定休日などを公式が発表するので、誤解がない
- Googleビジネスプロフィールの集客で有利になる
- コンセプトなど、たくさんの情報量を書き込める
- 教室やレンタルスペースなど、予約が必要なサービスには必須
このように、特に「法人を相手にしたり」「(個人が相手でも)予約がいるサービスを展開する」場合は、ホームページは必須です。
実際、わたしもコーヒー教室を運営していましたが、集客はほぼ100%ウェブサイトからでした。
※このあたりのことは下記のKindle本のなかで触れています
セミナー・教室運営で月商100万円を超える!
副業から収入の柱へ! セミナー講師のための集客本
また、銀行の取引や融資の申請などでも、ホームページの有無は確認されます。
「じゃあ、そんな副業をやらない飲食店にはメリットがないの?」
…なんてことはありません。
たとえば、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに店舗情報を掲載するサービス)という集客ツールは、ホームページに載っている情報を参考にしています。
「あなたのカフェがどんなお店か?」をウェブサイトから読み取り、検索結果に反映させているのです。
さらに、公式サイトがあることで、常に”正しい情報”を発信できます。
飲食店オーナーなら、一度は経験することが間違った情報を発信されること。そのせいで口コミ評価などが下がってしまってはたまったものではありません。
営業時間や定休日についてホームページから発信できるだけで、メリットはあります。
カフェ・喫茶店にホームページを持つデメリット
一方で、ホームページを持つデメリットはあるのでしょうか?
- 定期的に更新する管理コストがかかる
- 業者に外注するとお金がかかるし、自作では手間がかかる
- 単体でそれほど高い集客効果はない
一言で言えば、「手間がかかる」か「お金がかかる」のどちらかがデメリット。
ただ、最近では直感型で作れる無料のサイト作成サービスも増えています。正直、昔ほどホームページを持つのが難しくなくなりました。
また、外注するにしても、昔は初期費用で30万、継続費用で月額5,000円ぐらいが相場でした。ただ、最近は初期費用0円、サブスクで月額3,000円程度といったサービスも増えています。
数年前よりも、ホームページを持つ負担も減ったのは間違いありません。
ホームページはこんな人ほど絶対導入すべき!
さて、上記のメリット・デメリットを踏まえて、どんなカフェ・喫茶店ならホームページを導入すべきでしょうか?
こんなことをやりたいときに必須になるという事例を紹介させていただきます。
- コーヒー豆の卸や開業サポートなど、toB事業をやる
- ネットショップなどとの連携を図る
- レンタルスペースやコーヒー教室など、予約必須のサービスを展開する
- オーガニックなど、どうしても伝えたいコンセプトがある
- 融資など、事業拡大を考えている
これらの場合は、まず絶対にホームページを導入すべきです。
SNSで集客するにしても、そこからより詳しい情報が書いてあるサービスは絶対に必要になります。
カフェのホームページに”最低限”入れるべき情報
カフェや喫茶店のホームページに最低限入れるべき情報を記載しておきます。
- 店舗名
- 営業時間
- 定休日
- 住所&郵便番号
- 電話番号(電話非公開なら、それに代わる連絡先)
- 簡単なコンセプト
- 価格が分かるメニュー表
- 店外・店内の雰囲気が分かる画像
- 料理やドリンクの雰囲気が分かる画像
以上です。
もちろん、ホームページの情報量が多いぶんには構いません。
“最低限これだけ抑えておけば、ウェブサイトとして意味がある”といった情報ですので、これ以外に書きたいこと、お客様に伝えたいことはバンバンウェブサイトに書き込んでいきましょう。
おすすめのホームページ無料作成サービスは?
さて、どんな人にホームページが必要か分かったところで、簡単に作れる無料サービスはあるでしょうか?
簡単にかつ、無料で作れるサイト作成サービスをご紹介します。
“とりあえずサイトを持っておきたい人”に ペライチ
文字通りペラサイト(1ページだけのサイト)を作れるツール。
無料でテンプレートも豊富なので、「とりあえずホームページを持っておきたい」という方には最適です。
また、イベント情報などの発信も簡単ですし、無料で予約機能なども持たせられる優れもの。
私自身何度もお世話になっているツールです。
ただ、たくさんの情報を入れ込むには有料プランに切り替える必要があります。
1か月無料で有料プランも試せるので、気に入ったら有料プランにしてみるのもいいでしょう。
・とにかく簡単に作りたいとき向き
・たくさん情報量を詰め込むなら有料プランへ
・無料プランでも予約機能がついている
世界でもトップクラスの導入率 JIMDO(ジンドゥー)
日本国内だけでも100万サイトと、トップクラスにサイトが作られているサービス。
スマートフォンで更新したり、質問に答えるだけでサイトのベースが作れる「AIビルダー」などの機能があります。
その代わりに、無料プランだと5ページしか情報量が書けず、またアクセス数が多すぎると表示されなくなる帯域制限があります。
ただ、そこまでのアクセス数があるなら、JIMDOOに限らず有料プラン(月額990円~)に切り替えたほうが絶対に良いです。
無料プランで帯域制限が気になることはまずないと思われます。
・スマホで編集など、手軽さの面で強い
・有料プランが安い(月額990円~)
・無料プランでは5ページしか作れない
・帯域制限がある(そこまで気にしなくともよい)
Ameba Ownd
アメーバブログが運営しているアメーバオウンド。
直観的な操作でおしゃれなサイトが作れます。
欠点としては、予約機能やお問い合わせ機能が貧弱なことです。
そのため、コーヒー教室の予約など、予約機能を持たせたい方には不向き。また、無料プランだと10ページまでしか作れません。
無料で情報量の多いサイトを作りたいときにも不向きです。
・おしゃれなサイトを直感的に作れる
・予約機能がないため、外部ツールに頼る必要がある
・無料プランだと10ページまでしか作れない
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