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カフェの内装工事をデザイナーに頼むメリットとデメリットは?どこで探す?

内装工事 開業準備・方法

カフェを開業するときに、多くの人が悩むのが「どんな内装・インテリアのお店にするか」

その時、多くの人は2つの選択を迫られます。

自分で内装をデザインするか?

デザイナーにデザインを外注するか?

です。

予算の少ない人は「お金がないからデザイナーに依頼するなんてとんでもない!」なんて思うかもしれません。

ですが、ちょっと待ってください!

ひょっとすると、デザイナーに頼むことで開業費用を抑えられるかもしれません。

今回は、カフェを開業する際に、デザイナーに依頼するメリットとデメリットをご紹介します。

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デザイナーは「ただデザイン案を提供する人」ではない!

デザイナーというと、どんなイメージがあるでしょうか?

空間設計やインテリア・内装のデザインをしてくれるだけという印象があるかもしれません。

そうなると、こう思う方もいらっしゃるでしょう。

「カフェの内装デザインなら自分で考えられるし…」

「他人のデザインにお金を払うぐらいなら自分で考えたい…」

ただ、たいていのデザイナーは施工業者とのつながりを持っています。そしてなにより、建築に対する知識も一般の素人よりも確実にプロフェッショナルです。

また、素人が考えたデザインは、やっぱりどこかで素人臭さがあります。

デザイナーが作ったものは

  • デザイン性
  • 使いやすさや分かりやすさ
  • 居心地の良さ
  • 外から見たときの店内の印象etc…

と、いろいろなことを考えられてデザインされているのです。

同じカフェでも全く印象が違います。デザイナーに内装の相談依頼をするメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

開業時にデザイナーに頼むメリットとデメリット

デザイナーに依頼するメリットとデメリットは以下の通り。

デザイナーに頼むメリット

  • 内装工事に関わる手続きをほとんど丸投げできる
  • 1人で開業するよりコストを削減できることも
  • 素人臭さが間違いなく消え、作業もしやすい
  • 売上アップに間違いなくつながる
  • 最悪、デザイン案の買い取りだけでも、内装業者との打ち合わせに便利

まず、一番大きな点は内装工事にかかわる手続きをほとんど丸投げできることです。

デザイナーに頼んだ方とそうでない方とでは、オープンのスムーズさは別物でしょう。

開業前はとにかく忙しく、自分の手でDIYなどをやっていると、オープンがいつになるか分かりません。

それで家賃の支払いが1,2か月ぶん増えてしまい、結果的に業者に頼んだほうがよかった…なんてこともあります。

デザイナーに頼むデメリット

  • デザイナーとの相性が悪いとコストが無駄に
  • 建築・内装費の10%が依頼費用として必要
  • デザイナーによってサービスの範囲が全く違う
  • 居ぬき店舗だとデザイナーに頼むメリットが薄い

おそらく、多くの方が懸念しているのが、デザイナーにかかる費用です。

デザイン料の相場はだいたい工事費の10%といったところ。300万円の工事なら30万円ですね。

ただ、メリットにも書きましたが、このぐらいなら改装工事費でペイできることもあります。

いいデザイナーさんなら、複数業者に見積もりをとって…といった手間をかけてくれることもあります。

また、最近は施工業者がデザイナーを抱えており、デザイン料は別でとらないことも。

そのため、なによりもデザイナー選びが重要になるのがデメリットとも言えるかもしれません。

また、居ぬき店舗でトイレ改装や入口の改装をちょっとしたいだけなら、わざわざデザイナーに頼む必要はありません。

施工業者に見積もりを取るだけで十分です。

デザイナー向きじゃない改装事例!

まず、デザイナーに仕事を依頼するメリットが薄いのが、居ぬきです。

居ぬきの場合、デザイナーに仕事を頼んでも修正する部分が少なかったり、コストがかさんで居ぬきの「初期費用を安く抑えられるメリット」が消えてしまったりといったことになります。

もちろん、居ぬきでデザイナーに依頼をしてもかまいません。

ですが、基本的にはスケルトンで開業を考えているときにデザイナーに依頼したほうがベターでしょう。

デザイナー探しはいつからがベスト?

さて、こうしたメリットとデメリットを踏まえて、デザイナーにカフェのデザインを頼むことにしました。それでは、いつデザイン案を頼めばいいのでしょうか。

ここに100%の正解はないのでしょうが、おすすめのタイミングは物件を借りる前です。

デザイナーにもよりますが、物件の内覧時についてきてもらえると、ベストでしょう。

理由はいくつかありますが、大きくは2つ。

  1. 二度手間でデザイナーを呼び出す必要がないため
  2. 必要な設備とそうでないものを見極めてもらうため

なぜ物件の内覧にデザイナーを連れていくの?

物件の内覧時にデザイナーも連れておけば、「もう一度空間を見ていただいてから…」なんて手間が発生しづらくなります。

デザイナーにとっても自分にとっても時間の無駄にならないでしょう。

そしてより大きな理由が「必要な設備とそうでない設備を見極めてもらうため」です。

デザイナーに仕事を依頼するメリットの1つが「内装工事費を安く済ませられることがあるから」。

物件内覧時に必要ないものを大家や管理会社に伝えておくと、大家負担で撤去してくれることもあります。

実際、わたしの場合、こんなことがありました。

大家さんは善意でトイレを残そうとしてくれましたが、デザイナーは「これだけ古いトイレならいずれ改装が必要だから撤去してもらったほうがいい」と。

デザイナーが大家さんに頼んでくれたので、撤去費は無料。穏便に改装に入ることができたというケース。

もちろん場合によるので「100%お得になります!」とは言えませんが、契約前だからこそ自分以外の専門家に物件の状況を見てもらうほうがメリットは大きいでしょう。

もしも無駄な設備などがあれば、そこから家賃交渉にもっていくことも可能です。専門家の意見というのは非常に大事なのです。

こうしたメリットを活かしたいなら、ぜひデザイナーに依頼することを検討してみてください。

店舗デザイナーはどこで探す?

まず、デザイナーはできるだけ地元に近い方から探しましょう

なぜなら、とにかく打ち合わせの数が多くなるから。そして、施工業者の土地勘が薄くなるからです。

同じ県内からとは言いませんが、せめて隣県ぐらいから選ぶべきでしょう。

探し方はいくつかあります。

店舗デザインを一覧で比較しているサイトから探す

まず、1つめは店舗デザインの会社を一覧で比較しているサイトから探すこと。

内装・デザイン会社一覧 店舗デザイン.COM
内装・デザイン会社一覧です。500社以上のデザイン事例や会社情報を見ることができます。地域や業態などでさらに絞り込みも可能です。内装をお願いするデザイン会社にお悩みの方は、店舗デザイン.COMにご相談ください。

どんな会社があるのかを一覧で見られるので、便利です。

自分の近くの会社を探すときには一番向いている方法。

好きなカフェのデザイナーを調べる方法

もうひとつが、好きなカフェや喫茶店のデザイナーを調べる方法です。

ある意味、これが一番確実です。

自分の作りたいカフェのコンセプトとマッチしていることは間違いありませんし、なにより実際にカフェを作った実績があります。

また、可能ならカフェのオーナーに、そのデザイン業者の口コミを聞いておきましょう。

Instagramなどから調べる

Instagramの#店舗デザイン などのハッシュタグで調べてみましょう。

すると、いろいろな店舗のデザインの実例から探すことができます。流行りの店舗デザインも多いため、最近のデザインを勉強するのにも役立ちます。

ただ、この方法のデメリットは、近くの店舗デザイナーを探すのには向いていないこと。

あくまで、まったくデザイナーの検討がつかない時の方法です。

ここまで読んでも自分でデザインしたいと思ったら

さて、ここまでどちらかというとデザイナーをおすすめしてきました。

実際に、自分がデザイナーに頼むパターンと頼まないパターンを経験してきたからです。その結果、デザイナーに頼んだほうが費用面でも時間面でも良かったと思っています。

ただ、それでも自分のカフェは自分でデザインしたい!という方もいらっしゃるでしょう。

そういった方は、最低限カフェの必要設備や図面については理解しておくべきです。

下記にデザインにおすすめの本などを紹介していますので、よかったらご覧ください。

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